2020年12月09日

【2020年12月4日 防災等安全対策特別委員会報告】

12月4日、新宿区議会第4回定例会における防災等安全対策特別委員会が開催され、委員長として出席しました。

今定例会では、防災等安全対策特別委員会で審議すべき議案は提出されていませんでしたが、「本年の防犯活動について」(報告案件)を議題とし、説明を受けて質疑を行いました。

新宿区内の刑法犯認知件数はここ数年減少傾向にあります(平成27年の7941件に対して今年は5898件)。
しかし、今年はコロナ禍の影響でストレスや鬱積を抱える人が増えたためか、子ども達や女性を狙った犯罪等(声かけ・つきまとい、公然わいせつ、痴漢行為等)が増加している(昨年約60件に対して今年約80件超(いずれも1月から9月))とのことです。

こうした犯罪や犯罪一歩手前の行為を抑止するためには、警察はもちろん地域(町会・自治会等)での警戒パトロールが効果を持ちますが、今年はコロナ禍の影響で地域の自主防犯活動がなかなか実施できない状況にあります。

その中でも地域防犯活動に取り組んでいただくため、区においても活動に必要な機材の支援やコミュニティ活動補償制度の活用等の支援を継続していくとのことです。
(写真は東京都の「防犯パトロールハンドブック」です。)

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また、以前から問題となっている歌舞伎町等の繁華街における客引き・勧誘行為については、来街者が減少傾向にある中でも依然として横行しているとのことです。
区では、委託警備員の体制強化を行ったほか、今後は客引き行為に警戒するよう呼びかけるアナウンスの音声を変更するなどし、被害防止に取り組むとのことでした。
posted by 三雲たかまさ at 13:37| Comment(0) | 議会活動

【2020年12月2日、3日 総務区民委員会報告】

12月3日、4日にわたり新宿区議会第4回定例会に提出された議案等を審査するための総務区民委員会が開催されました。

今回提出された議案は、
@「新宿区使用料その他収入金の督促及び滞納処分に関する条例の一部を改正する条例」案
A「公の施設の指定管理者の指定について」(同じ名称で別々の施設に関する議案14件)、です。

また、報告案件として「工事請負契約の締結について」が議論の対象となりました。

議案のうち、@「新宿区使用料その他収入金の督促及び滞納処分に関する条例の一部を改正する条例」案は、地方税法の改正に合わせて延滞金の割合に関する用語を改めるもの(形式的な改正)であり、特に議論はありませんでした。

また、A「公の施設の指定管理者の指定について」では、(i)区内10か所の地域センターの指定管理者を従前どおり「地域センター運営委員会」(地域の方々による団体)に指定するものと、(ii)区立生涯学習館やスポーツ施設(合計4か所)の指定管理者を従前どおり区の財団に指定するものであり、議案そのものに特に問題はありません。

質疑では、地域センターの運営は指定管理者が営利事業として請け負っているのではなく、地域の方々にお願いして「地域センター運営委員会」を結成していただき、運営を担っていただいていることから、運営事業に関する労務、法務や税務等の高度で複雑な業務に関しては、区において専門家を依頼して支援するなどの体制を整えなければ、コンプライアンス上の課題が生じてしまうことを指摘しました。

その後、道路維持工事に関する「工事請負契約の締結について」(報告案件)を審査しました。
こちらも特に問題のある内容ではありませんでしたが、他会派の委員から、工事請負契約に関連する入札談合のリスクについて指摘がなされました。

これを受け、私から、入札経過調書で入札辞退とされている事業者に関し、区から辞退に至った経緯を丁寧に聞き取って入札手続きに課題がないか確認しているのか、質問を行いました。
これに対し、区においては入札を辞退した事業者に対し、なぜ辞退したのか聞き取りを行っており、最近は工事に対応する人員の確保や人件費の高騰を理由とする事例が出ているとの答弁がなされました。

今後も、区が行う工事等の入札については本委員会に報告がなされますので、適正な入札手続きがなされているか否かを審議を通じてチェックしていきたいと思います。
posted by 三雲たかまさ at 11:50| Comment(0) | 議会活動

【2020年11月30日 総務区民委員会報告】

11月30日、新宿区議会第4回定例会本会議代表質問の終了後、提出された議案を審査するための総務区民委員会が開催されました。

今回は、特別区人事委員会から、特別区職員の期末手当・勤勉手当について、年間の支給月数を0.05か月分引き下げるべきとの勧告がなされたことを踏まえ、区長・副区長、議員、区職員及び会計年度職員の期末手当・勤勉手当を引き下げる内容の条例改正が4件提出されました。

特別区職員等の給与については、民間給与実態調査を踏まえて特別区人事委員会から勧告が出され、その後労使の協議を経て、各区において給与等に関する条例の改正が行われています。
今回は、民間企業(従業員50人以上かつ一事業所の従業員が50人以上の企業)において特別給の支給割合が4.60か月分であった一方で特別区職員は4.65か月分であったことから、その差である0.05か月分を引き下げることとなりました。

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公務員の給与については高すぎる・安すぎるといった議論が良くなされますが、私たちの会派では、労働三権(のうちストライキ権)が保障されていない公務員の給与は労使間協議の前提が民間と異なることから、@給与の適正な水準を専門的見地で議論する人事委員会が勧告を出していること、A特別区職員労働組合連合会(特区連)との交渉が妥結していること、の2点が確認されれば、原則として特別職を含む区職員の給与に関する条例提案には賛成しています。

(反対をする場合には、どの水準の給与が何故適切なのかについての説明が必要となると考えています。また、政治的な思惑で特別職を含む公務員の給与水準を上下させることは避けるべきだと考えています。)

今回も、上記2点が確認されたため、4件の条例改正案すべてについて賛成しました。
posted by 三雲たかまさ at 11:45| Comment(0) | 議会活動

2020年12月03日

【2020年11月30日 本会議代表質問報告】

11月30日開催の新宿区議会第4回定例会本会議において、会派を代表して質問を行いました。

質問のタイトルは、以下の通りです。

・ポストコロナ時代における新宿区の持続的な発展について【区長】
・地方と連携し共に発展するための施策について【区長】
・中長期的施策について【区長】【教育委員会】
・不登校児童生徒の学習支援や居場所の確保について【教育委員会】

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〇このうち、「ポストコロナ時代における新宿区の持続的な発展について」においては、新宿区(都市部)の「強み」であるとされてきた人や企業、生活基盤施設の「集積」が、満員電車や人の集まるオフィス、客が集中する商業施設や飲食店といった「3密」と表裏一体の関係にあり、「集積」のメリットを享受しつつ「3密」回避や感染予防を行うことは困難ではないかと指摘をさせていただきました。

これに対し、区からは、感染予防と拡大防止策を定着させた上で、店舗の感染予防等の支援や区内産業の魅力発信などを通じ、「集積」による感染リスクを抑え、感染予防と社会経済活動の両立を図りたい、という当然と言えば当然の答弁がありました。

しかし、グローバライゼーションと人口集中を背景として「ウイルスの世紀」とも表現される現代においては、今回のコロナ禍を教訓として、都市の在り方について見直しが必要になるだろうと考えます。

今回の質問ではそこまで踏み込みませんでしたが、例えば建築物を嵩増ししてさらに高度な「集積」を目指したり、より多くの人を都心部に集める方向での都市計画は、都心部に住む人の立場から見て必ずしも適当とは思われず、また日本全体のバランスの取れた発展を考えても歪なもののように思われます。
既に、今回のコロナ禍を「東京一極集中是正の機会である」と捉える論調も出てきており、都市部の自治体として、目先の感染予防に取り組みつつも、長期的視野に立った都市政策を議論すべき時期が来ていると考えます。

私自身も現時点で明確な答えを持ち合わせていませんが、今後も上記の視点を持って、「東京都」や「新宿区」の発展について考え続けたいと思います。

〇次の「地方と連携し共に発展するための施策について」では、今次の「新宿区総合戦略素案」において、「地方と連携し共に発展する」との目標を掲げていることから、これまでも行ってきた伊那市との連携を題材に質問を行いました。

従前の伊那市との連携事業は、各種イベントでの交流や物産展、カーボン・オフセット事業、「新宿の森・伊那」での環境学習体験、新生児に伊那産の木材で作ったおもちゃを贈る「ウッド・スタート事業」、災害協定の締結や人事交流など多岐にわたります。

しかし、区民の間でこれらの事業の認知度は10%程度であり、そもそも新宿区が伊那市と友好都市関係にあること自体、区民の22%程度しか知らない状況です(伊那市でも新宿区との友好都市関係についての認知度は低いようです。)。

また、これらの事業が新宿区や伊那市の発展を促しているかは、良く分からないと言わざるを得ません。
ある研究論文によれば、伊那市の地場産業を支援するものとして高く評価される「ウッド・スタート事業」によって伊那市の職人さんにもたらされる経済効果は、年間1100万円弱と見積もられています。
単体の事業としては意義があると思いますが、街全体の「発展」を考えると、さらなる連携事業が求められるところです。

他方で、この間の「税源偏在是正措置」によって23区の法人住民税の一部が国によって召し上げられ、地方に分配される状況が続く中、個々の基礎自治体が「地方との連携」のために使うことができる財源が限られてしまっている側面もあります。

今後は、それぞれの自治体でさらなる連携事業を検討することが重要であり、同時に、その旗振り役である国や東京都において、連携事業の財源を確保する施策を講じることが必要だと考えます。

〇3番目の「中長期的施策について」は、久保議員と共同で作成した質問です。
ここでは、区有施設の在り方、本庁舎の建替え方針や公民連携の推進方針などの行政管理関係のテーマのほか、コロナ禍における学校行事の在り方やICT教育の推進といった今日いう関係のテーマについて質問を行いました。

このうちICT教育については、国のGIGAスクール構想に従って来年度から小中学校の全ての児童生徒に対してタブレット端末(Surface Go)を貸与して教材の提供や協働学習を行う予定ですが、それに要する毎年度約11億円の経費の多くが現時点で手当てされていない状況です。

新宿区では、毎年度約100億円の教育費を計上していますが、そこに11億円を上乗せしたり、11億円を捻出するために他の教育事業費を削減することは困難です。
多くの自治体が同様の課題に直面していると思われます。

質問では、国や都に対して財源の担保を求めるべきではないかと尋ね、区も特別区長会や全国市長会を通じて要望しており、今後も機会を捉えて強く要望するとの答弁がなされました。

〇最後の「不登校児童生徒の学習支援や居場所の確保について」は、小野議員から質問の提供を受けました。
不登校児童生徒の支援は以前からの課題であり、昨年の小野さんの代表質問で取り上げたのですが、コロナ禍の影響で不登校児童生徒が増加しているため、改めて質問をすることとしました。

新宿区では既に小学校5、6年生と中学校3年生にはタブレット端末が貸与され、オンライン学習環境の整備が進められており、さらに来年度からはGIGAスクール構想により全ての児童生徒にタブレット端末が貸与される予定です。
こうしたオンライン学習環境を活用した不登校児童生徒の学習支援を進めるため、機器使用の習熟度による教育格差が生じないよう配慮を求めました。

また、学校に行くことが困難な児童生徒についてはフリースクール等への登校により教育の機会を確保することが必要ですが、現在は教育委員会とフリースクール等との連携が十分とはいいがたい状況です。
このため、フリースクール等との連携を求めるとともに、コロナ禍の影響で資金面で苦境にあるフリースクール等への支援を求めました。

区においては、フリースクール等が閉校して児童生徒が居場所を失ったとの報告は受けていないとのことですが、今後、教育委員会とフリースクール等との意見交換の場を設けることで連携を図っていくとの答弁が得られました。
posted by 三雲たかまさ at 14:21| Comment(0) | 議会活動

2020年11月18日

【2020年11月13日 令和3年度予算に向けた要望書提出】

11月13日、立憲民主党・無所属クラブの全員で、吉住健一区長に対して来年度予算に向けた要望書を提出しました。

例年10頁を超える分量を提出していますが、区からは一つ一つの要望項目に回答をいただいており、区の施策として直ちに実現しない場合にも、貴重な政策対話の場として機能しています。

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今回も、要望書を区長に手渡すとともに、区内における新型コロナウイルス感染状況や来年度の財政見通しが立ちにくいことなどについて懇談をすることができました。

来年度予算案が出来上がる頃に要望に対する回答をいただき、次の予算特別委員会では、その回答を踏まえて質疑を行う予定です。
posted by 三雲たかまさ at 17:26| Comment(0) | 議会活動