昨日から2日間にわたって区議会総務区民委員会が開催され、一般会計及び3特別会計の補正予算並びに請願2件を審査し、さらに9件の報告を受けて議論をしました。
補正予算のうち一般会計については、他の会派から、そこに含まれる「中落合高齢者在宅サービスセンターへの地域交流スペース設置工事経費」が「清風園」廃止に伴うものであるとして反対の意見が表明されました。
私たちの会派は、第2回定例会で提出された「清風園」を廃止する条例案に対しては、周辺住民の十分な納得が得られておらず、予定されていた解体工事にはまだ1年以上の時間があったことから、時期尚早であり納得を得られる対話を行った上で改めて出しなおすべきであると考えて反対をしました。
他方、条例案が可決された後、それを前提として区が行う行政サービスについてまで反対する考えはなく、今回の補正予算についてはすべて賛成をしました。
請願2件は「固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続」について意見書を提出してほしいとの趣旨であり、区民生活に資するものであることから、全委員一致で賛成しました。
その後の9件の報告案件のうち、「新宿区人口ビジョン(改訂版)(素案)及び第二期新宿区総合戦略(素案)」は、今後の人口推計等を踏まえた新宿区の中期的(令和3〜7年度)施策の方向性を示すものです。
今回の素案の特徴は、「新型コロナウイルス感染症の影響下においては、多くの人が集まる都市としての集積メリットが負の影響をもたらすこととなっている」との認識を示したことです。
ただし、その認識を前提としつつも、施策の方向性としては従前とあまり変化がなかったように思いました。
既に再開発による高層化、都市機能の高度集積化には限界が見えつつあり、さらに「ウイルスの世紀」とも言われる時代に人が集まることの課題が見えてきた中で、これまでの新宿区の強みである「賑わい」にも変化が生じることが予想されます。
こうした中で、新宿区全体の開発の在り方や人の動き方、さらには姉妹都市である伊那市との協力関係についても、長期的視点、大きな視点からの見直しや深化が必要になるはずです。
区当局の方々にもお願いしましたが、私たち議会の側でも、新宿区のグランドデザインについてしっかりと議論していきたいと思います。
今年度は、人口ビジョン及び総合戦略の改訂と時期を同じくして第二次実行計画の策定も行われます。
これらの素案については、10月15日から11月16日にかけてパブリックコメントが実施され、パワーポイント資料や動画などの説明資料も区のホームページ上で提供される予定です。
多くの区民の皆様からご意見をいただければと思います。