本日14時から新宿区情報公開・個人情報保護審議会が開催され、委員として出席しました。
議事案件は通常と比較して非常に少ない3件でしたが、新型コロナワクチン接種事業について多くの質疑がなされたため、通常と同様の時間を要しました。
最初の「新型コロナウイルスワクチン接種事業に係る外部結合について」では、新型コロナワクチンの接種は全国規模で一斉に行う事業であるため、通常の予防接種とは異なり、自治体ごとの予防接種台帳ではなく、内閣官房の「ワクチン接種記録システム」にワクチン接種対象者情報及び接種結果が登録・管理されるとの説明がありました。
また、接種券の発送や接種の予約管理等については、JTBに委託することとなります(さらに大日本印刷・WOWOWコミュニケーションズに再委託)。
今回のワクチン接種は、新宿区だけでも65歳以上の高齢者約6万8000人、その他16歳以上の区民約23万5000人(合計約30万人以上)を対象とする異例の規模の保健事業です。
いつ、どれほどの人数のワクチン接種ができるのかというスピードの面が注目を集めていますが、これほどの数の個人情報を国や民間事業者と共有しつつ進めるため、個人情報保護の面でも留意が必要と考えます。
次回の個人情報保護審議会でも引き続きワクチン接種事業に関する報告がなされる予定ですので、しっかりと注目していきたいと思います。
なお、ワクチン接種の場所については、現時点では区有施設を集団接種会場とすることが決まっていますが、医療機関を個別接種会場とすることについても検討しているとのことです。
次の「東京都共同電子申請・届出サービスの利用に係る外部結合等について(手続及び情報項目の追加)」では、現在住民票の写し交付請求や乳幼児・子ども医療証の申請など48事業について利用している「東京都共同電子申請・届出サービス」について、新たに5つの手続を追加し、また既存の1事業について取り扱い情報項目を追加することが説明されました。
追加事業のうち、「選挙の不在者投票用紙等の請求」はすべての人に関係する重要な事業ですが、それ以外は、「広報新宿」個別配達申込や区の行うイベントへの参加申込など、日常生活においてそれほど重要とはいえないもののように思われます。(なお、「選挙の不在者投票用紙等の請求」についても、年間申請予定件数は10件程度であり、それほど重要でないとの評価もあり得ると思います。)
今後、窓口に来ることなく24時間利用可能なオンライン申請手続へのニーズはますます高まってきます。
セキュリティを確保しつつ、さらに多くの申請手続について「東京都共同電子申請・届出サービス」を活用することが望まれます。
最後の、「『広報新宿』の編集等業務の委託について」では、現状新宿区区政情報課が行っている「広報新宿」のレイアウトについて、今後は民間事業者に委託するため、「広報新宿」の記事の一つである「区民のひろば」(区民が行うイベント情報の掲載欄)の掲載申込書を事業者に取り扱わせるというものです。
個人情報の取り扱いについては特に質疑はありませんでしたが、「区民のひろば」でのイベント参加申込先情報が電話・FAX番号のみでありメールアドレスの掲載がなされないことなど、事業の内容について質疑がなされました。